サイボウズ KUNAI
ヴァージョンアップしたサイボウズにジャストでマストなアプリ!
2011年の11月下旬にヴァージョン9がリリースされたグループウェア『サイボウズ』。
これに先行して『サイボウズ KUNAI』がヴァージョンアップされました。
(※アプリは「Andoroid版」「iPhone版」ともに最新版がリリースされています。)
もちろん、Ver.9だけでなくVer.8にも対応しているため、『サイボウズ』本体をヴァージョンアップしていないところでも利用可能です。
旧ヴァージョンでは「予定」「(スケジュールの)新着通知」「個人設定」の3つしかメニューがなく、単純なスケジュール確認くらいしか使い道がなかったのですが、今回からはサイボウズ内の機能をほとんど網羅した嬉しい仕様となっています。
『サイボウズ』に接続するための設定での注意点
インストール後にアプリを起動すると、稼働しているサイボウズにアクセスするための設定を行うところから始まります。ここだけは避けて通れません。
設定は全部で5段階。「はじめに」「接続方法の選択」「接続先の情報」「ログイン情報」「データのシンク」となっています。
手順2番目の「接続方法の選択」で表示されている「▼」をタップすると、『サイボウズ』への接続方法を選択するメニューが表示されます。
自前で立てているもしくはホスティングしているサーバーなどで『サイボウズ』が稼働している場合は「直接接続」を選択します。
他に、サイボウズ社が提供している「リモートサービス接続」や「MDMパック」の接続方法が選べますので、自社に合った接続方法を選択してください。
※なお、「直接接続」以外は有償のサービスとなっていますのでご留意ください(詳しくは、後述のリンクをご覧ください)。
「接続先の情報」を入力する画面で「アクセスURL(アドレス)」や、「基本認証(Basic認証とも言う)」などの情報を入力します。
基本認証の「ログイン名」は『サイボウズ』へログインするIDではなく、認証を通るためのIDとなりますのでご留意ください。
※なお、サイボウズ製品、およびサイボウズクラウドごとにアクセスするためのアドレスの書式が異なりますのでご留意ください(詳しくは、後述のリンクをご覧ください)。
「ログイン情報」では、実際に『サイボウズ』にログインするときのユーザーアカウント(「ログイン名」と「パスワード」)を入力します。
入力された接続情報を基にサーバーへのアクセスが開始され、これまでの入力情報に誤りが無ければ、『サイボウズ』上のデータが端末にシンク(ダウンロード)できる状態になります。
サーバーやネット回線などの環境にもよりますが、1分ほどでシンクは完了します。
実はこのアプリは、サイボウズ上のデータをダウンロードすることで、オフラインでも(ネットに繋いでいなくても)情報の閲覧が可能な仕組みになっています。
また、アプリでデータの追加や更新を行った後、ネットに繋がっていない場合はあとからシンクを行うことができるようになっています。
設定を完了すれば、あとは手の中でサイボウズが操れます。
設定完了後はホーム画面が表示されます。
また、次回からの起動時もこのホーム画面からスタートです。
ホーム画面では、現在の日時(誰だ、深夜にレビューを書いているのは?)と直近の予定と共に、(左から)「カレンダー(スケジュール)」「メッセージ(社内メール)」「新着通知」「お気に入り」「Cyboze.net(R)」「シンク履歴」「KUNAI Browser」「個人設定」とアイコンが並びます。
(※「ワークフロー」が利用できる場合は、「メッセージ」の隣にアイコンが表示されます。)
右下の回転している矢印アイコンは「シンク(=データの更新)」を行う際にタップします。
ちなみに、インストール直後に設定したサーバーのURL(アドレス)やログインの情報は「個人設定」のアイコンから変更が可能です。
まずは、何を置いてもスケジュールの確認を!
「スケジュール」のアイコンをタップすると、本日から一週間分のデータが一覧表示されます。
各行の予定をタップすると詳細が表示されます。
データを編集する場合は、詳細画面の鉛筆アイコンをタップしましょう。
データのコピーは、端末の「menu」ボタンを押して「再利用する」をタップします。
旧ヴァージョンでは不可能だった「期間予定」や「繰り返し」予定も登録、更新が行えるようになりました。
スケジュールの一覧では、端末の「menu」ボタンを押すことで「一週間前」「一週間後」の選択のほかに、「空き時間検索」やスケジュールの更新(シンク)間隔やアラーム通知の「設定」が行えます。
社内メール(メッセンジャー機能)も使えるように!
このヴァージョンでは社内メールのやり取りも行えるようになりました。
端末の通知エリアにもプッシュされますので、見落とすことも防げます。
当然ですが、その通知からレス(返信)を行うことも可能です。
個人的な感想などなど
今回のヴァージョンアップで、旧ヴァージョンより格段に使い勝手が良くなりました。
いったん、データをシンクしてしまえばオフラインでも利用可能ですし、ブラウザでアクセスする際の煩わしさ、画面の見やすさなどから以前よりアプリを使うようになりました。
実は、先日(11月下旬に)行われたヴァージョンアップセミナーに参加しましたが、そこでは2012年には外部のメールを扱うことができるようになったり、Ver.9の売りである「カスタムアプリ」に対応したりと、次ヴァージョンのリリース情報をうかがっています。
(※なお、「カスタムアプリ」の対応は端末内のブラウザ機能を利用する方式に変わるとのこと。完全な“アプリ”という状態での提供はなくなるそうです。)
『サイボウズ』をメインに業務を動かしている方は、ますます手放せなくなるアプリです!
【参考リンク】
KUNAI MDMパック
http://products.cybozu.co.jp/kunai/product/mdm/
接続先の設定(アクセスURLの例を参照)
http://manual.cybozu.co.jp/kunai/an/user/setting.html
アプリマニュアル
http://manual.cybozu.co.jp/kunai/
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アプリ情報詳細
サイボウズを閲覧できるオフィシャルアプリです。
「サイボウズ KUNAI」はサイボウズを快適な操作で利用できるオフィシャルアプリです。スケジュール、メッセージ、ワークフローなどが利用でき、しかも無料です。
今後、メール、掲示板などの機能を順次追加していきます。
KUNAIをセキュアに利用するには、回線とリモートワイプ機能を搭載した有料オプション「KUNAI MDMパック」をお勧めします。「KUNAI MDMパック」の詳細はサイボウズのサイトをご覧ください。
サイボウズ KUNAI
http://products.cybozu.co.jp/kunai/
サイボウズKUNAI twitter公式アカウント
http://twitter.com/cybozu_kunai
○グループウェアの対応バージョン
「サイボウズ Office 9」バージョン 9.0.0 以上
「サイボウズ Office 8」バージョン 8.1.0 以上
「サイボウズ ガルーン 3」バージョン 3.0.0以上
「サイボウズ ガルーン 2」バージョン 2.5.4 以上
「サイボウズ Office on cybozu.com」
「Garoon on cybozu.com」
※アプリの紹介内容は掲載時のバージョンであり、画像および文言が現在と異なる場合がございます。