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『iPhoneを探す』アプリで実際に探してみた

2011年11月10日

『iPhoneを探す』アプリで実際に探してみた

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営業マンは外回りが多く、iPhoneを無くしてしまう事例が多くなっていると聞いた。
確かにiPhoneは素材も形もつるっとしているし、ストラップもつけない人が多いので、ふとした瞬間にポケットから落ちやすいのかもしれない。

↓ こんな感じで…

iPhone(iOS 4.2以上)は『iPhoneを探す』というアプリに対応しており 、事前に登録しておくことで、PC等の他の端末からGPSを使っておおまかな場所の特定ができるようになっている。今回はその『iPhoneを探す』を最大限に活用し、無くしたiPhoneを探し出すことができるのか実験してみた。
なお、事前登録の方法は<『iPhoneを探す』アプリレビュー>に記載しているので、詳しくはそちらを確認して欲しい。

さて、営業マンが訪れそうな場所を想定し、3つの「iPhoneを無くしてしまう」シチュエーションを設定した。

(1)休憩場所によく使う公園
  「公園で昼休み…もしかしたら休憩中にポケットから落としたのかも!」
(2)移動ルートに多い街中
  「営業の移動中に落とした!
   歩いたルートは覚えているけど、どこで落としたんだろう?」
(3)飛び込み営業などで訪れるビル
  「複数のビルに営業回り。どこかのビルで落としたことは
   間違いないんだけど、どうしよう…」

自分で隠して自分で探すのではリアリティに欠けるため、社内のスタッフに頼み、それぞれの場所にこっそり隠してもらった。(2番の歩いたルートは伝えておいた)

これで準備は万端!無くした営業マンを想像するだけで涙が出そう。絶対、iPhone探し出さなければ!

(1)休憩場所によく使う公園

「公園で昼休み…もしかしたら休憩中にポケットから落としたのかも!」

『iPhoneを探す』を立ち上げる。ログイン後すぐにiPhoneの場所が示され、「新町北公園」にあることがわかった。
公園に到着し、iPhoneの場所を指し示す青い円内をくまなく探すが、見つからない。探しているうちに、青い円が小さくなった。電波が良好だと、特定場所が狭まるようだ。

ここで「アラート音」を鳴してみた。鳴らしながらウロウロしていると、遠くから「ピリリリン…ピリリリン…」という音が!ベンチの影に落ちているiPhoneを発見した!
※アラート音はこちらから聞けます。 

(2)移動ルートに多い街中

「営業の移動中に落とした!歩いたルートは覚えているけど、どこで落としたんだろう?」

『iPhoneを探す』を立ち上げる。公園の時とは違い電波が微弱なのか、更新の度に指し示す場所が20メートル程移動し、場所が確定しない。場所を指し示す青い円は小さくなるが、場所自体が変わるためどうも信用出来ない。

人通りの多い街中ではアラート音を鳴らすことで、逆に悪意ある他人に気付かれ盗難に合うリスクも否めないため、まずは設定ルートを慎重に探しながら歩いてみたが、見つからない。仕方がないので覚悟の上で「アラート音」を鳴らしてみた。設定ルートをもう一度歩いていると、一度見逃してしまった溝から一瞬「ピコココン…」と聞こえてきて、無事発見できた!ただ、公園とは違って、アラート音が雑踏に紛れて聞こえづらいことが判った。また盗難の可能性を考えると「アラート音作戦」は気軽に使えないことを実感した。

(3)飛び込み営業などで訪れるビル

「複数のビルに営業回り。どこかのビルで落としたことは間違いないんだけど、どうしよう…」

『iPhoneを探す』を立ち上げる。今回も電波が微弱なようで、更新の度に指し示す場所が大きく変わり、青い円も大きいままで場所が確定しない。例えば、指し示した場所の付近にあるビルに入ってみるが、探しているうちに、まったく違う場所を示すような感じだ。アラートを鳴らしても全く聞こえず、知らないビルに入ると不審者に間違えられるかも…と心配になり、外とは違ってゆっくり慎重に探すことができない。

複数のビルに入って探すが、一向に見つからないので、隠したスタッフに「ギブアップ」を告げた。場所を明かしてもらうと、なんと先ほど私が2階まで入ったビルの3階トイレに置いてあった。公園や街中と違っていたのは、高さが判らないのでどこまで探せばよいのか不明だったことと、アラートを鳴らしてもトイレのような個室だと、当たり前だが、遠くまで聞こえないようだった。

かわいいメッセージで拾ってもらう

今回は自力で探すことを目的とし、最悪の事態を考え「盗難」のリスクを記載したが、親切な人が拾って連絡してくれる可能性も大いにある。アラート音を鳴らす他に「メッセージを表示する」ことも出来るのだが、以下のようにすれば、拾って連絡してくれる可能性がグッと上がるのではないかと思う。

☆iPhoneを見つけてくれた人へ☆
iPhoneを落としてしまい、とても困っています(´ノω;`)
見つけた方は以下に連絡下さると助かります。
よろしくお願い致します!! 080-****-****

名付けて「落としたのはかわいい女の子かもって期待させる作戦!」どうだろうか? 

3つのシチュエーションで探してみて判ったこと

メリット

・大まかな場所がわかるので、落とした場所の見当を付けやすい。
・広い場所では比較的場所の特定もしやすく、アラート音を鳴らしてもよく聞こえる。
・親切な人に見つけてもらえたら、メッセージをみて連絡してもらえる可能性がある。

デメリット

・複数のビルが隣接している場所では、GPS電波が安定しなく、特定に時間がかかる。
・高さがある場所では、探す範囲が広がりすぎてわからない。
・盗難に合う可能性がある。

音が聞こえづらい場所がある

公園は比較的静かなので遠くの音もよく聞こえる。だが、屋外は雑踏により聞こえづらい。(写真では後ろ向きで聞いているので、そのせいもあるかもしれない)

↓ 公園:「聞こえない…あっ、聞こえた!」7メートルくらい。

↓ 街中:「聞こえない…聞こえないぞ…やっと聞こえた!」2メートルくらい。

探す時は以下に注意!

・探すことに夢中になってしまいがち!車や自転車に気をつけよう。
・アラート音を覚えておこう(アラート音はこちらから)
・アラートは2分経つと消えるので、2分経ったら再度アラートを発信しよう

※今回の実験は仮説に基づいて調査したものです。状況によりアラート音が聞こえない場合もありますので、実際に無くされた場合は各個人の責任のもと『iPhoneを探す』をご利用ください。

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